車検と法定点検

車検は自動車検査と言います。検査なので、点検、整備や修理とは違うものです。
検査時点で自動車が安全・環境基準に適合しているか否かを判断しているものです。

簡単にいうとブレーキの制動力や有毒な排気ガスの量、ヘッドライトの明るさ色などをテスターや目視で確認し保安基準に満たされているかどうかを判断するものです。
エンジンやブレーキなどの点検は車検とは異なるものです。
また、車検は、必ずしも次回の検査までの品質を保証するということではありませんのでご注意ください。

保安基準とはクルマの安全性を確保するための基準のことで、これを満たしていないクルマは不正改造や整備不良として罰せられます。

一般的に整備工場では、24ヶ月点検整備を行った後に、車検を通して、お客様に車をお渡しします。

法定点検とは、安全走行を確保したり、公害を防止するために、1年（12ヶ月）及び2年（24ヶ月）毎に実施することを法律で義務付けられている点検です。
また、日常点検も法定点検のひとつです。
整備工場などに依頼してもよいのですが、いずれの法定点検もユーザーの責任で実施しなければならないものです。